２８日の朝５：３０頃自宅を出て、高速道路を走り、９時過ぎ、三股駐車場に着く。（標高約１２６０ｍ）
準備をして、出発（９：３５）。地図上のコースタイムは５時間１０分である。
三股（９：４９）、力水を過ぎ、樹林の中のまめうち平に着く（１１：１５）。水場の水は大抵味わってみるのだが、今回は先客がいたので遠慮した。
大きく南に曲がり尾根をジグザグに登り始めたところで、車椅子の人や障害のある人と一緒に下りてくるグループの人とすれ違った。
引率の人は大変でも障害があり山に登ることなど考えなかった人達には良い思い出になっただろうなと推察した。
１２時近くなったので、林の中だったが倒木をベンチに昼食にした。（１１：４８〜１２：１１）
２０分ほど歩くと沢があり水場になっていた。ごろごろ石の沢を登り苔の生えた岩の間を流れる冷たい水を水筒に汲んだ。（１２：３３〜１２：４１）
３０分歩いては５分休み位のペースでゆっくり登り、大滝山分岐（１４：３０）の草原ではトリカブトの花を見て、一登りで蝶ヶ岳ヒュッテに到着した（１４：４５）。
天気予報では、曇り時々雨の予想だったが、雨には降られず、小屋に着いた。ガスで視界は良くなかった。
宿泊の手続きをして荷物を置き、蝶ヶ岳山頂（２６７７ｍ）を往復し、一眠り。１７時から夕食。
翌日の天気が気になり、何度もテレビを見に行く。それほど悪くはなさそう。１９時過ぎには布団に入って寝る。夜は、激しく雨が降っていた。
２８日はいい天気になった。５時から小屋の前で日の出を待ち、５時３２分雲海の上にようやく日が昇った。
北アルプスの山々に朝日が当たり、赤く染まって素晴らしかったのですが、私のデジカメではうまく写りませんでした。
朝食後、支度をして出発（６：２０）。常念岳までのコースタイムは約３時間５０分である。横尾への分岐を過ぎ、登山道から少し脇に入ったところにある三角点（２６６４ｍ）を確認する（６：５５）。
前方、蝶槍の先に昨日は見えなかった常念岳から前常念岳まで雄大に見える。
また槍・穂高連峰がすばらしい眺めを見せている。
登った後には、下りがあり、樹林を抜けて、息をきらせてザレ場をひと登りすると常念岳直前の小ピーク（２５１２ｍ）に着く（８：２６）。
天気が悪いとさっと切上げる昼食時間もいい天気だと、同じ山をみていても気分がよく、ついついゆっくりして、あっという間に時間が過ぎてしまう。
以前歩いた大天井岳、西岳、槍ヶ岳やいつか登りたい穂高の山々をゆっくり眺めてしまいました。
余りゆっくりしてもいられない。地図上のコースタイムで５時間２０分の下りで、初めての道なので、出発する（１１：１０）。
二箇所の常念小屋への分岐を過ぎ、大きな岩の上をペンキの目印を頼りに前常念岳（２６６１ｍ）に着く（１１：５８）。
ガイドブックで道を間違えないようにと注意書きのあった所。方向を確認して急な斜面を下る。斜面が崩れて道のようになっている。マークを頼りに下る。ガスの中だったら、かなり心配になるところだ。
途中、はい松の中に雷鳥を見る。去年、白馬岳でもガスの中たくさんの雷鳥を見た。雷鳥は天気の悪いときによく見られると聞いていたので少し心配だが、しばらくの間、雷鳥を見て過ごす。
これから山頂を目指すグループとすれ違う。振返ると急斜面、これから登るのは大変だ思う。
岩場を過ぎ、はしごを下りて樹林帯に入る（１２：５６）。２２０７ｍの標識をすぎ（１３：２６）、途中、休みを入れながら三股に着く（１５：１３）。
林道を歩き駐車場へ向かったが、昨日の登りより長く感じた。駐車場着（１５：２７）。
常念岳から約１４５０ｍの標高差を４時間強で下った。今日はよく歩いた。
駐車場を後に、途中、「ほりでーゆー四季の郷」で温泉に入り一休み。
あと３時間余りで家に着くと思い、宿泊しないで高速道路をまっすぐ帰宅する。